Profile
2012年
地元の公立大学を卒業。勉強は得意ではなかった。
2015年
医の道を志し、鍼灸・あん摩マッサージ指圧師の専門学校に入学。
2016年
専門学校に通いながら、夢を追う生徒を支援するために、大阪で対面の「個別指導塾ArUbanus」を起業。周辺は塾激戦区であるなか看板や広告もなくスタート。地域で評判となり、8年間で延べ300人以上の小中高校生を指導。
2018年
塾の経営をしながら鍼灸・あんまマッサージ指圧師の免許を取得。西洋医学と東洋医学の融合を目指し、将来的に医師になることを考えるようになる。
2020年
コロナ禍において、生徒が家で学び続けられる環境を作るため、オンラインでの指導システムを導入。「指導によって伸ばす塾」から「仕組みによって伸びる塾」へとシフトチェンジする。
2023年
長年の指導経験を通して大学受験のノウハウが確立し、小学生の頃から指導してきた生徒たちが次々と難関大学に合格。この成功を見届けたことで、翌年の医学部再受験を決意。
2024年
卒塾生たちのサポートを得ながら、塾の経営と勉強を両立し、1年間の挑戦を経て、国立大学医学部に合格。自身の合格経験を元に、オンラインの「医学部受験専門塾ArUbanus」を設立。
現在、
二店舗の学習塾の経営者。
専業として8年以上の指導経験を持つ指導者。(アルバイト時代の経験は除いています。)
厚生労働大臣認定 鍼灸・あん摩マッサージ指圧師。
現役国立大学医学部生。
About Me
計画を立ててはそれを変更するだけの高校時代
私は、幼い頃から医師になることを夢見ていました。しかし、高校時代、医学部を志望しながらも、何から手をつけていいかわからず、計画を立ててはそれを変更して、結局何も身につかないということを繰り返していました。その結果、当時は学力が足りず、地元の公立大学に進学せざるを得ませんでした。その悔しさをバネにしてその大学は首席で卒業し、大手企業に就職することもでき、自分の新しい道を切り開くことができました。それでも心の中には、医師への憧れがずっとありました。会社での仕事はやりがいもあり安定もしていましたが、私は自分の人生の最期が会社員で終わってほしくないと強く思うようになりました。
鍼灸の専門学校へ。そして起業。
私は2年後に、2つのアイディアを持って会社を退職しました。1つ目は、医療関係の仕事をすること。2つ目は、自分の塾を経営することでした。しかし、「医学部は難しい。学力的に自分が医師になることはきっと無理だ。」と自分で自分に制限をかけてしまっていたのです。そのため、医師以外の医療関係の道へ進もうと思い、鍼灸の専門学校に通い、鍼灸あんま・マッサージ指圧師の免許を取得しました。同時に、人の縁もあり、専門学校に通いながら大阪に対面の学習塾「個別指導塾ArUbanus」を起業しました。
生徒と一緒に勉強する
塾を作った当初は、生徒が4名でした。専門学校に通いながらの起業で、塾の経営も素人、塾の指導もアルバイト時代の浅い経験のみ。それでもどんな塾よりも生徒のために一生懸命仕事をしたという自信があります。そしてそれ以上に、本当に良い生徒・保護者様方に恵まれたおかげで、「めちゃくちゃいい先生が一人で教えている個人塾」として口コミが広がりました。それから数年で、たくさんの入塾希望者が来てくださり、生徒が教室に入り切らないため「空きができるまで入塾をお待ちいただく行列のできる塾」になりました。自分自身は受験で成功した経験がなく、生徒のために一生懸命に仕事をすることしかできなかった私は、生徒と一緒に勉強をしました。生徒が古文がわからないといえば古文を勉強し、高校数学がわからないといえば高校数学を勉強し、生徒に教えるために必死で勉強して教えました。一生懸命教えれば教えるほど、自分の指導の幅が広がっていくことを感じました。
コロナの影響でオンライン化・iPadでの指導へ
2020年、世界がコロナ禍で混乱する中、私は対面塾をしばらく休業しました。学校が毎日休みの状況で、自分の塾でクラスターを起こしてはならないと思っていたのです。様々な職種でリモートワークが始まり、塾をオンライン化するアイディアもありましたが、生徒や保護者の皆様がオンライン塾をどう思うかが不安でした。その時、一人の保護者様から「先生が教えてくださるなら、どんな方法であっても大丈夫です。」と連絡を頂き、決心がつきました。すぐにオンライン指導システムを導入し、企業で勤めていた時の業務システムを応用し、家でもきちんと勉強が継続できる仕組みを作りました。現在のオンライン指導の仕組みはコロナ禍で学校に通えない生徒たちのために作られたものです。
その後、しばらくはオンライン授業を続けましたが、学校が再開され、自粛要請が解除されるとともに、対面授業に戻しました。その際、対面になってからもiPadを使ったオンライン塾の仕組みをそのまま使って指導することにしました。その結果わかったことは、対面でもオンラインでもやり方さえ正しければ同様の成績・結果を出せるということでした。
再受験を決意。そして合格。
再受験を決意したのは2023年の3月です。この年、小中学生の頃から指導してきた生徒が続々と難関大に合格しました。自分の子どものように何年間も毎日教えてきた生徒たちが大手の予備校ではなく、私を信じてついてきてくれて、しかも全員が第一志望に合格してくれたことが本当に嬉しかったです。自分を信じてくれた生徒に後悔させたくないとの一心で私は土日も休まずに研究・指導をしました。彼ら・彼女らの大成功を見届けて、大学受験指導に自信がつきました。また、私がずっと一人で指導してきた塾を彼ら・彼女らが手伝いたいと言ってくれたのです。自分の教え子たちが、自分の教えてきたことを教えてくれるので、私は信頼して指導を任せることができました。
そして、2024年。塾の運営を卒塾生達に手伝ってもらいながら、国立大学の医学部を再受験し、1年間の勉強を経て、見事合格を果たしました。私は再受験を決めた時から、もし合格したらその経験を伝えるために医学部専門塾を立ち上げようと決めていました。私の経験を通して、生徒たちにも夢を叶えてほしいと思っています。
伝えたいこと
私の強みは、長年のプロとしての指導経験と、実際に自分自身が医学部に合格したばかりであるという2つの経験を同時に持っていることです。また、一般企業での実務経験も持っており、長年自分の塾を経営してきたことから、しっかりとした仕事をすることをお約束します。自分で受験を経験してみて、生徒たちがどれほどのプレッシャーの中で戦っていたのか。どれほどの不安の中でもがいていたのかが理解できました。真の受験のプロは、受験生です。誰よりも受験のことを知っています。受験生が知るべき情報は、「いつから数Ⅲをやりはじめるべきか」「どんな問題集を使うべきか」「試験はどうやって解くべきか」「直前期はどう過ごせばいいか」「夏頃の物理の成績はどれくらいでどういう推移をしたか」「スランプの時になにをすればいいか」など実際に受験を終わったばかりの先輩に聞くのが正解なんです。そして、私は長年プロとして指導してきた経験があり、実際に自分が受験生になって医学部に合格したばかりです。そのため、どれだけ経験豊富な予備校講師よりも、どれだけ優秀な大学に合格したアルバイト講師よりも本当に役に立つ実践的なアドバイスが提供できます。きっと神様が、私にしかできないこの仕事をしろと言っているのだと思います。
私は2030年で医師になると同時に、自分自身は塾業界を引退する予定です。それまでに、自分の得てきた受験や勉強に関する全ての知恵・経験・方法のすべてを生徒に伝えきりたいと思っています。
合格発表の瞬間に人生がすべて変わり、10年以上どうしても入りたいと願った医学部で勉強ができる幸せを噛みしめて、日々を生きています。
皆様にも合格発表の瞬間に人生が変わる感動を味わってほしいと心から祈っています。